先日ボートレース宮島で競艇場では初の死亡事故が発生しました。
2022年11月6日(日)に開催されていた第13回PayPay銀行賞の10レースで、3周目のコーナーを回った後に1号艇の中田達也選手がバランスを崩し他艇と接触し転覆・落水しました。
さらに後続の他艇と接触したため、近くのJA広島総合病院に救急搬送されましたが、お亡くなりになられました。
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【英断】レースは中止打ち切り!!競艇場には献花台が設置された
事故翌日の2022年11月7日(月)にボートレース宮島はレースの中止と同時に哀悼の献花台を設置することを発表しました。
献花台の情報
献花台 設置情報
期間:11月7日(月)から11月19日(土)まで
場所:ボートレース宮島 本場正面入口付近
時間:9時~17時
その他:お花以外の供物はお受けできませんので、予めご了承ください。
引用:BOAT RACE宮島 故中田達也選手献花台の設置についてお知らせより
『英断』レースは中止打ち切り!!
通常、ボートレースで事故が起きても他レースは続行しますが、今回は中止、更には第13回PayPay銀行賞自体を打ち切るという異例の決断をされました。
レースを楽しみにしていたファンの方は多くいらっしゃるので、スタッフの方は悩まれたと思いますが、選手の安全面やメンタル面を考慮すると『英断』と言えるでしょう。
宮島本場で献花台が設置されました(11月7日(月) ~ 11月19日(土)。
様々なことを昨日から考えました。
意見はたくさんあると思いますが、個人的には開催中止を強く希望していたので宮島は英断だったと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。https://t.co/LSEPjCiCdP
— 三吉功明@ボートライター (@kinggegg) November 7, 2022
宮島中止打ち切り。
良い判断だと思います。
選手の皆さんは、節やり切れるメンタルじゃないよ…。
— きゃん@低貸マン (@5d9aaa3a64bd489) November 7, 2022
宮島さんの英断は素晴らしいと思います。本当に選手のみなさまの精神的なダメージが大きいと思いますし、その中でレースしたらまた再発しかねないと思いました😢
中田選手、まだ信じられませんが、改めてご冥福をお祈り申し上げます。— i.toshi4232 (@Itoshi18Again) November 7, 2022
しかし、ファンからは判断が遅いとの批判もあったようです。
昨日の事故があっても予定通り出走表も出てて流石に狂ったもんやわ。って思ってたら宮島中止になってる。批判が殺到したからでしょ?競艇の売り上げが上がるだけ協会は天狗になり競艇選手を駒だと証明し、ブラック企業全開。選手はそうゆう職場で働いてる事を自覚し、ファンも同様に感じる必要がある。
— 山崎 哲矢 (@LoveZakizaki) November 7, 2022
宮島競艇
中止の発表が遅すぎだろ!朝、9時過ぎまで開催する事がホームページに出てた。多分、打ち切りかどうかでがあったのかもしれないけど。#宮島競艇— 近道 ダンディ大嶋 (@kon_takun) November 7, 2022
今回の事故がボートレース宮島で初の死亡事故だったこともあり、現場の動揺は言い表せないものだったのではないでしょうか。
打ち切りまで決断されたスタッフの方々には頭が下がる思いです。
伊藤将吉選手や田淵康介選手へ心配の声。
今回事故が起こった11月6日(日)の10レースは出走メンバーが下記の通りでした。
第10レース 出走メンバー
1号艇 中田達也選手(A2)
2号艇 浜崎誠選手(A2)
3号艇 伊藤将吉選手(A1)
4号艇 田添康介選手(B1)
5号艇 間嶋仁志選手(A1)
6号艇 関裕也選手(A2)
転落・落水時に接触した伊藤将吉選手
中田達也選手が3周目に操縦不能となった際に3号艇の伊藤将吉選手と接触し、転覆・落水をしています。
3号艇の接触部分は後部付近だったため避けようはなかったですが、伊藤選手自身も3年前に転覆を経験した事あったそうです。
時速80キロ前後で走るボートから落水下衝撃は凄まじいため、救助されてから動けない選手も多いみたいですね。
また、伊藤将吉選手は2022年1月12日に江戸川競艇場で事故にあって亡くなった小林普選手(85期)と同期だったこともあり、今年の死亡事故2件とも関わりがあり、精神面で今後が心配です。
【後続艇】田添康介選手への心配の声も…。
後続艇が中田達也選手と接触したとの情報がありますが、その後続艇は田添康介選手ではないかと言われています。
第10レースは着順が以下の通りでした。
1着 5号艇 間嶋仁志選手(A1)
2着 3号艇 伊藤将吉選手(A1)
3着 6号艇 関裕也選手(A2)
中田達也選手が転覆したときには5号艇の間嶋仁志選手が独走で、3号艇の伊藤将吉選手と6号艇の関裕也選手、1号艇の中田達也選手が2位争いをしている状態でした。
2位争いの3周目のターンマークを回ったあとに、中田達也選手がバランスを崩し伊藤将吉選手が乗る3号艇に接触して転覆・落水したため、その後に中田達也選手と接触したのは2号艇の浜崎誠選手か4号艇の田添康介選手のどちらかになります。
公式情報はまだ調査中となっておりますが、田添選手を心配する声が上がっています。
中田達也選手のご無事を祈ります。
伊藤将吉選手、田添康介選手が明日の番組にいないのが非常に気がかりです…
— けむけむ (@kemukemu390273) November 6, 2022
ボートレース宮島で死亡事故…113期卒業チャンプ中田達也選手が転覆後に後続艇と接触
中田達也選手のご冥福をお祈りします。
レースを観る限り悪質性も全く無いし、運営や主催者、振興会全てにおいて安全責任を怠ったとは残念ながら言えない。
貰い事故にあった田添選手のケアも重要だと思う。— 経済新聞 (@good7530) November 7, 2022
中田達也選手がレース中の事故で亡くなられたのは本当に残念ですね。
直線の事故は今年の小林選手の事故と似た感じでしたね。ご冥福をお祈りします。田添選手と伊藤選手のお気持ちも心配です。伊藤選手は小林選手の時も斡旋されてましたからツラいですよね、、、。#ボートレース #ボートレース宮島— ちゅばなりセカンド【競馬にボート時々飯たまにジャグラー】 (@chubanari2_kb) November 6, 2022
競艇は時速80km前後で水面を走ることから、体感速度は時速120kmと言われています。
そのため、『水上の格闘技』とも呼ばれており、一瞬の判断が必要となります。
今回の事故で、「田添選手が中田選手を避けられたのではないか」との声もありますが、故意に事故を起こす選手はいません。
ボートをコントロールしながら、水しぶきが上がり波を打つ水面を体感速度時速120kmで走っているときに瞬間的に避けることは出来なかったのでしょう。
後続艇ゆえにもらい事故ですが、心に深い傷を負ってしまったのではないでしょうか。
まとめ
今回は2022年で2件目でありボートレース宮島での初の死亡事故となってしまいました。
ボートレースは常に危険と隣合わせのスポーツであることを改めて感じました。
これからも沢山のレースが開催されますが、今回のような痛ましい事故が起こらないよう願うばかりです。
また、現場にいらっしゃったスタッフの方々、観客の皆様、選手の方々の心が1日でも早く落ち着かれますことを願っております。





